
近年の電子的なハイテク化やエコ設備などの増加により、ビル管理の方法は以前に比べてその複雑さが増しているようです。そういった最新設備の管理も重要ですが、ビル管理の基本はやはり日常点検が1番大切です。日常点検とは、ビル管理者が主に行う日常的な点検のことです。具体的には建物の各部位の劣化状況や、空調・電気設備に異常がないか、さらには照明器具の電気の玉が切れていないかなど、建物の部分から身近にある設備の部分を確認する作業です。実際に行う際は、不具合状況を記入するための建物の図面や、点検リストなど状況に応じてあらかじめ準備する必要があります。毎日同じ時間に巡回することで、些細な不具合を気付けるようになります。また、台風などの雨量が多い災害が起きた場合は、特に漏水がないか細かくチェックを要します。
大地震などの災害時においては安全を確保した上で、直ちに建物の被害状況を知ることも重要な管理のひとつになります。